特長

『キンカンルギンクリーム』は、虫さされ・かゆみ・しっしん・皮膚炎に優れた効果を示すクリームタイプのアンテドラッグ・ステロイド剤です。
虫さされ・しっしん・かぶれなどによる発赤とかゆみなどの症状によく効く薬です。
特にいろいろな虫にさされて腫れた場合にお使いください。
刺激が少ないので、しっしん・皮膚炎等にも広くご使用になれます。

効能・効果

湿疹、皮膚炎、かゆみ、あせも、かぶれ、 じんましん、虫さされ

成分及び分量【1g中】

吉草酸酢酸プレドニゾロン   1.5mg

添加物として、セタノール、中鎖脂肪酸トリグリセリド、ポリオキシエチレンセチルエーテル、セトマクロゴール、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、エチルパラベン、ブチルパラベン、プロピレングリコール、エデト酸 Na、pH 調節剤2成分、その他1成分

剤形 / 容量

クリーム / 10g

用法・用量

1日数回、適量を患部に塗布してください。
※ご使用に際しては、かならず添付文書(説明書)をお読みください。

<用法・用量に関連する注意>

  1. 定められた用法・用量を守ってください。
  2. 小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。
  3. 目に入らないように注意してください。万一、目に入った場合には、すぐに水又はぬるま湯で洗ってください。
    なお、症状が重い場合には、眼科医の診察を受けてください。
  4. 外用のみに使用してください。

使用上の注意

【してはいけないこと】〔守らないと現在の症状が悪化したり、副作用がおこりやすくなります。〕

  1. 次の部位には使用しないでください。
    1. 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等又は化膿している患部
    2. 目の周り、くちびる等の粘膜に使用しないでください。
    3. 長期連用しないでください。

【相談すること】

  1. 次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
    1. 医師の治療を受けている人
    2. 妊婦又は妊娠していると思われる人
    3. 薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人
    4. 薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人
    5. 患部が広範囲な人
    6. 湿潤やただれのひどい人
  2. 次の場合は、直ちに使用を中止し、説明文書を持って医師または薬剤師に相談してください。
    1. 使用後、次の症状があらわれた場合
      関係部位 症状
      皮ふ 発疹・発赤、かゆみ
      皮ふ(患部) みずむし・たむし等の白癬症、にきび、化膿症状、持続的な刺激感
    2. 5~6日間使用しても症状がよくならない場合

FAQ-よくある質問-

商品名の〝ルギン〟とはどういう意味ですか?
特別な意味はありません。
〝ステロイド〟とはどういうものですか?
広い意味ではステロイド骨格を有する有機化合物のすべてを含みます。
一般用医薬品で普通に〝ステロイド〟と言うと〝副腎皮質ホルモン〟またはその類似化合物を指します。
有効成分の〝吉草酸酢酸プレドニゾロン〟とはどんなものですか?
古くからあるステロイド剤にプレドニゾロンというものがあります。このプレドニゾロンは五段階あるステロイド剤の分類の一番下のⅤ群(weak)で、抗炎症作用も副作用もそれほど強くはありません。また、一般的にステロイド剤の活性の強さと副作用の強さは並行していることが知られています。

〝吉草酸酢酸プレドニゾロン〟は、このプレドニゾロンに吉草酸と酢酸を結合させたエステル体です。吉草酸酢酸プレドニゾロンは皮膚への吸収性も高く、ステロイド剤の五段階分類の真ん中で、二段階上のⅢ群(strong)になります。これは一般用医薬品の中では一番上で、強い抗炎症作用を示します。

吉草酸酢酸プレドニゾロンは血中や肝臓中で容易に代謝(分解)されて、プレドニゾロンになります。つまり、吉草酸酢酸プレドニゾロンは、皮膚では強い抗炎症活性を示し、副作用が心配される段階では弱い活性を示すことから、安全性の高いステロイド剤ということになります。このような薬物を〝アンテドラッグ〟と言います。

〝アンテドラッグ〟とは何ですか?
〝アンテドラッグ〟とは、「前は薬」という意味で、代謝される前には薬として働き、代謝後の活性は副作用も含めて低くなるものを言います。
〝吉草酸酢酸プレドニゾロン〟と〝PVA〟とは同じものですか?
吉草酸酢酸プレドニゾロンの一般英名は、〝Prednisolone Valerate Acetate〟(プレドニゾロン ワレレート アセテート)と言い、略号では〝PVA〟と表わします。
〝クリーム剤〟の特長は何ですか?
クリームの優位性として次のような項目があります。

  1. クリームは、さらっとしてのびがよく、ステロイド剤の経皮吸収性が良い。
  2. 虫さされ、かゆみに使う場合、夏季に使われます。軟膏はベトつき感が強く、油性が強すぎるので水泡等があるとかゆみが出ることがある。
  3. ステロイド剤はピンポイントで使用するのが望ましいが、液体では液だれすることがある。
ハチにさされたら、すぐに『キンカンルギンクリーム』を塗ったほうが良いんですか?
ハチを含めて、はれが残りやすい毒虫にさされたらステロイド剤が第一選択薬と言われています。
まずは『キンカンルギンクリーム』をお薦めします。
ハチさされに関しては、スズメバチや場合によってはアシナガバチではアナフィラキシーショック(急激な血圧低下、気分悪化など)になることがあります。その場合は至急、医師のところへ行ってください。
ステロイド剤は、あくまでショック症状が出ない場合の虫さされ治療薬として優れているということであります。
『キンカンルギンクリーム』と『キンカン』との違いは何ですか?
共に〝虫さされ、かゆみ〟に使いますが、他の効能は異なります。
『キンカンルギンクリーム』は、〝しっしん、皮膚炎〟などにも使用できます。
『キンカン』はすぐ効く鎮痒消炎剤です。〝虫さされ〟に対しては直接的にかゆみを抑えることが特長です。
『キンカンルギンクリーム』は虫さされによるかゆみの原因を抑える治療薬です。したがって、かゆみがひどかったり、はれが残ったりするようでしたら『キンカンルギンクリーム』をお薦めします。
『キンカンルギンクリーム』と『キンカン』を同時に使っても大丈夫ですか?
同時に使うことは絶対にお止めください。ただし、時間をずらして使用することは構いません。
『キンカン』が完全に乾いたのち、『キンカンルギンクリーム』を塗ることは良いと思います。
『キンカンルギンクリーム』で、特に注意をしなければならない副作用は何ですか?
ステロイド剤は、一般的に細菌感染しやすく、キズも治りにくくなるということがあります。
キズや化膿性疾患、真菌感染がある場所は絶対に避けてください。
皮膚の萎縮や紅潮、にきび様湿疹、多毛など、ステロイド剤特有の副作用は長期連用した場合に生じるので、おおむね2週間を超える長期連用はしないでください。